考察っていうか1人で勝手に悩んどけって話ですが、X-ADVにトップケース、いわゆる箱をつけるか、それともシートバッグにするかで最近非常に悩んでいます。どっちも経験あるだけに、どっちを選んでもメリット・デメリットあるのがわかるんですよね。
バッグ(シートバッグ)
一言でバッグと言っても、拡張可能なナイロン製のやつとか、完全防水をうたうターポリン素材のとか色々ありますが、私が今悩んでいるバッグというのは前者の方、ナイロン製の奴です。
後者だとエンデュリスタンのトルネードとかも使いましたが、安心の完全防水と引き換えに途中での出し入れがしにくいという点がマイナスなので今回は候補外。プラスアルファのサブ要素的に使うなら全然いいんですけどね。
KTM時代のエンデュリスタン運用
TANAXキャンピングシートバッグ2
TANAXのシートバッグも色々ありますが、中でも件のシートバッグはシステマティックなシートバッグの元祖ですよね。私もその昔に愛用していました。
サイズも選べるし、それぞれ拡張機能もあって基本的な要素は十分抑えられている印象です。
ネガな部分があるとすると、シートバッグ全般に言えることですが防水カバーが少々頼りないところ、防水カバーを掛けた状態だとちょっとみすぼらしくて、なんか大きいゴミ袋積んでいるようにも見えるところでしょうか。
ただ、防水カバーが劣化してきて少々浸透するようになったとしても、カバーから徐々に浸透した水がシートバッグの中身まで濡らしたことはありませんでした。まぁこれは昔の話ですけれど。
最近のTANAXさんのシートバッグラインナップは凄い多いですね。シェル型のシートバッグなんてのも良さそうですが、お値段はシートバッグとはいえ結構する様子。
TANAX総合トップ > 製品 > バック > シートバッグ
デイトナ(ヘンリービギンズ)ツーリングシートバッグ
TANAXと同じタイプのシートバッグですが、全体的に黒色で引き締まった印象があります。MOLLEシステム(PALSウェビング)が採用されていて、カラビナだったりとかMOLLE対応の色々なアクセサリが追加で装着可能となっています。MOLLEはミリタリー系のポーチとかで採用されているので色々と幅が広がりそうですね。
無印と、WRと、PROの3グレードがあって、WRはウォーターレジストの略で防水のインナーが採用されているそうです。PROはよくわからないけど、なんか凄そう(月並)。
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IGAYA(イガヤ)ツーリングシートバッグ
plotoさんが扱っているシートバッグみたいで、雑誌なんかでたまに見かけますが、、実物を見たことはありません。
WEBサイトに説明がありますが、価格以外にあまり訴求ポイントは無さそうな感じ。一番使い勝手が良さそうなミドルサイズは何故か販売中止となっています。
GOLDWIN MOTORCYCLEクロスオーバーリヤバッグ35
試しに「クロスオーバーリヤバッグ35」を引き合いに出しましたが、他にもありますね。GOLDWINのやつの特徴は、2WAY式でリュックにもなって背負えるってところにあるのかなと思っています。横の収納ポケットなんかはありませんが、シンプルで良さそうなイメージ。クロスオーバーシリーズの中には拡張性がある「リヤバッグ39」というものもあるので、選択肢も潤沢ですね。
GWM X-OVER(クロスオーバー)リアバッグ 24(GSM27009)- GOLDWIN MOTORCYCLE公式通販
箱(トップケース)
ハンドルカバーと並んで、一昔前なら「おっさん乙」と言われそうな箱運用ですが、めちゃくちゃ便利なんですよね。CBR時代、妻とタンデムする機会が増えたことで私も初めて導入しましたが、当初は「スーパースポーツに箱か、、」と若干の抵抗があったものの、「結局のところ見た目より実用性だな・・」と思ってしまうほどでした。
見た目さえ腹落ちすれば超快適な箱運用
GIVI
私が付けていたのもGIVIでした。真っ黒の箱だと味気ない&もっさい感じが抜けませんが、化粧パネルが艶々カラーだと一気にオシャンティ度が上がります(個人の感想です)。
TREKKER OUTBACKとかアルミシリーズのトップケースがアドベンチャーバイクの見た目にバチコン嵌って超絶カッコイイのはもう異論を挟む余地がないのですが、如何せんアルミケースはめちゃくちゃ重いです。中身なんか入れた日にゃ何の筋トレだって思うレベル。
私もKTM時代にアルミのトップケースを使っていて、何なら憧れのフルパニアにしたこともあるのですが、全て手放しました。
こと持ち運ぶにあたって、トップケース単体でも重いのにサイドパニアx2とか苦行以外の何事でもありません。自宅にガレージがあって、バイクの横に普段から置いておけて、最短距離でバイクへマウント出来る人はこの限りではないと思いますが、少なくともマンションの中層階から駐輪場まで往復するような運用には耐えませんでしたw
SHAD
ネットで見かけるたびにずっと「なんだこのパチもんみたいなトップケースは」と思っていたのですが、実はスペイン発祥の歴史あるブランドで、ヨーロッパ全土を含む80カ国以上で人気だったとか知って、自分の無知が怖いです・・。
冒頭の写真はSHADのSH45ですが、見た目も大きさも必要十分で、トップケースならこれでいいんじゃないのって思うレベル。ネガな点があるとすると、見た目を左右するカラーパネルも別売りであるものの、その手の細かいパーツがどこで売っているのかよくわからないところ、ですかね。
カスタムジャパン(モトボワッドBB)
amazonでもちょくちょく目にする格安箱ですね。ブラック/シルバータイプのモデルに至っては、みんな大好きGIVIのTRK52N TREKKERとパっと見た目は微妙に似ています。
モトボワッドBB47ADV-SI
GIVI TREKKER TRK52N
国内(大阪)メーカー品だし、Amazonレビュー見ても悪くないし、GIVIのTRK52Nを買うならこれでも全然アリな気もしてしまいますねぇ。
モトボワットBB リアボックス BB47ADV バイクの空間を創造するリアボックス┃ カスタムジャパンの仕入・通販カタログ
結局どうするのか
シートバッグはまず第一に軽く、使わないときには畳んでおくことも可能です。サイズ拡張可能なモデルは臨機応変にある程度サイズを変更することも可能です。ただ、雨が降ったらレインカバーを掛けなければいけないし、トップケースのような鍵もないので防犯上一定程度は許容しないといけないリスクはありますね。
また一方、トップケースを付けるとなると車体(キャリア)側に「受け」の台座を付けなければいけないので、ケースを外している状態だと黒くて安っぽい台座がキャリアに付いていて非常にダサい(個人の感想です)。でも、鍵もついているし、細かいことは考えないで「とりあえず装着」させておけば荷物もお土産も何でも入ります。
一般的にはコスト面で箱のほうが高く付くのですが、SHADだったらコスト面でも各社のシートバッグとトントンですしね、いやー悩む悩む・・・。
暫く悩むと思うので、どっちか買ったときにまた記事にしたいと思います(優柔不断)
結論(2022.05追記)
箱買いました!!