2021年式のX-ADVにも適合と称して、アンドロイドモーターサイクルさんで売られているヘルメットホルダーを装着しました。最初に結論を書くと、これ普通にヘルメット盗まれるやつなので長時間離れる際には注意してくださいね、って話です。
顛末
先日購入した、アンドロイドモーターサイクルさんのヘルメットホルダーを取り付けてみました。
これ、先代のX-ADVと2021年以降の新型X-ADVで共有パーツなんですが、2021年式にはサイドのカウル(フェアリング)に出っ張った部分があるので、それを避けないとダメです。
この山形の出っ張りです(以降、山といいます)
山の内側にフックを接地するとシートが閉まりません
山の外側ピッタリに配置するとヘルメットのDカンがフックの隙間に入らない
なので、Dカンがギリ入るスペースを開けてこうするのが正解みたい
この状態でフックを設置したのが、冒頭の動画です。
え?シート閉めてても普通にヘルメット外れちゃいますけど?
私は2021年のX-ADVしか持っていないので、先代のX-ADVではどうなのか知らないのですが、先代でもこんな簡単にヘルメット外れるんですかね?
商品説明はどうなっているのか
アンドロイドモーターサイクルさんのWEBをその場で確認すると、確かに
尚、当製品はシート下にヘルメットフックを配しておりますが、ヘルメットの盗難に対して
その安全性を保障するという意味合いでの商品ではありません。
と書いていますが、それと併せて
ひっかけやすく、落ちにくい形状で、安心してバイクから離れられます。
とも書いてあります。
安心とは?
私は、ヘルメットホルダーって、バイクを離れるときにヘルメットを手で持ち歩きたくないから使うもんだと思います。なので、求める機能性は
1)ヘルメットが安易に落下しない
2)ヘルメットが容易に外れない
この2点だけです。
「安易に」「容易に」というのがポイントですね。完全を求めて過信してはいけないです。純正や後付に一番多い、鍵式のヘルメットホルダーだって鍵をこじ開けたら盗まれるでしょう。この製品にしてもただのステンレス(?)のフックをネジで固定しているだけですから、強引に引っ張れば曲がるなり緩むなりでヘルメットが外れる可能性は十分にあるでしょう。そう思っていました。
が、実際は2秒と掛からずヘルメットが外せます。動画撮影の際は片手でiPhoneを持った状態ですので時間かかってますが、両手を使えば秒です。
安心?え?安心ってなに?
他人のヘルメットは触られない、盗もうとされないっていう脳天気な性善説ですか?
ドシロウトがいろいろ考えた
購入した側の勝手な意見を書くと、なんで新型X-ADV用に作成しなかったのかって思うわけです。例えばフックの形状を替えてこうすりゃよかった。(青い部分はシート側のゴムが来る部分。実際にここまで伸ばすとシート閉まらないので、イメージはあくまでもイメージですよ)
これだけ奥に入り込めば、外から押したところでヘルメットのDカンがフックから外れることはないでしょう。
これでも良さそう。
最悪ちょっとフックを延長するだけのこれでも。
だって、フック周辺のカウルの形状が全然違うんだから。なんで、専門店を謳っておきながら、そんな適当な仕事したんですか?っていう話ですよ。専門ってなにさ。ここで私が言う適当の意味は
・全く形状が違うはずなのに「まぁ使えるし」で新しい商品を作る手間を惜しむ適当さ
・事前に問題は把握しているはずなのに、それを説明文に明記しない適当さ
・問い合わせに対して自社の考えを明確に答えられない適当さ
ですかね。こんなの仕様書に記載してなかったら瑕疵担保で無償対応させられるレベルです。まともな企業だったらね。
私は、良いものや良いサービスにはお金出しますし、出すことになんの抵抗感もありませんが、無駄なものには1円だって使いたくないです。
そういう意味で、今回のこれは超がっかり案件です。
予めわかってるなら「綺麗にフックはするけど、押せば外れちゃうから自己責任で使ってね」って、なんで書いておかないかな。「考えが違うので」で逃げられても困ってしまう。
久々に無駄金を使った気分です。あーもう悔しい。
文句を言ってても買ってしまったものは仕方がないので、溶接出来る知り合いに、ヘルメットが簡単に外れないように溶接加工してもらうしかない、かな、、
おまけ
なんか件のアンドロイドモーターサイクルさんからトンデモメールを受信したのですが、長くなりそうなので以下の別記事で(タイトルの話)。