先日X-ADVで楽しく遊んで(走って)いたところ、うっかりTAICHIのレザーグローブを思いっきり泥で汚してしまいました。しかもわりと買ったばかりです。ナイロンメッシュのオフグローブなんかはそのまま水で洗えば終いですが、ロード用のレザーグローブを泥で思いっきり汚したのは初めてで、どうしたもんか。
というわけでレザーグローブを泥だらけにしたらどうすればいいのか、私が実際にやってみたライフハック(?)。
土で汚れたバイクグローブ(革)を綺麗にするために必要なたった1つの事
試しにググってみると、出てくるのは「牛の体温が39度だからレザーリンスを溶かした39度のぬるま湯で洗え」とか、「風邪ひいたら首にネギを巻いとけ」レベルの根拠があるのか無いのかわからないレベルの話。いやいやレザーリンスとか使い所が無さすぎて持っていないしなー、、ってことで、家にあるもので試してみることに。
私、今でこそ完全在宅勤務ですが、それまでは毎日スーツ来て革靴履いて出勤しておりました。「オシャレは足元から」じゃないですけど、ワリと靴には気を使っていたので家には靴のメンテナンス道具が一通り揃っています。バイク用品のメンテナンスグッズは需要が少ないので割高になりがちですが、大多数の会社員が使う靴のメンテナンスグッズは値段もお手頃です。
結論からいうとバイク用グローブも革靴も手入れ方法は全く同じです。
①まずは歯ブラシで大きな汚れを除去
洗面所掃除用とかで使い古しの歯ブラシ使っていませんか?それでいいので、洗面所で水でもお湯でもいいのでチョロチョロ流しながら、グローブ表面の目立つ汚れをシャコシャコ擦り落とします。どうせ干すから全然濡らしてオッケー。
②表面の汚れが落ちたら水分除去
ティッシュでもウエスでもキッチンペーパーでもなんでも良いので、しっとりしたグローブを挟み込んで水分を吸い取れるだけ吸い取ります。目安としては、干したときにポタポタ水滴が落ちてこなくなる程度でオッケー。
③完全に乾くまで風通しのいい場所で陰干し
直射日光とか厳禁です。パンツ用のハンガーとかに吊るして陰干しするだけでオッケー。私は部屋で扇風機回して一晩干しました。
④乾いてから汚れ落としクリームで汚れを除去
革靴にクリームとかを塗ったことがある方は沢山いると思いますが、面倒で案外やらないのが汚れ落とし。革靴の表面に残った古いクリームは汚れと同じなので、定期的に汚れ落としクリームで除去してから、新しくクリームを塗るのが大事です。
そこで例えばこんな感じのクリームがあるんですが、革を保湿しつつ表面の汚れを落としてくれる優れものです。私は以下のものを使っていますが、「革靴 汚れ落とし クリーム」とかでググれば沢山出てくると思います。
⑤汚れが落ちにくい手のひらのヌバック(起毛革)部分は専用のブラシで
バイクのグローブだと一般的にはヌバック(牛革の表)が多いと思うのですが、別にスエードでもバックスキンで起毛革なので全部だいたい手入れ方法は一緒です。
専用のブラシでブラッシングしてあげて、起毛の中に埋もれた汚れを掻き出してあげればオッケー。
⑥仕上げは靴のクリームで保湿と艶出しを
靴じゃないんで艶が必要かどうかはさておき、水で洗って油分が流れ落ちた革には新しく適度な油分を入れて上げる必要があります。夏場に汗かきまくったグローブが、次に使うときにガッサガサで硬いのも似たような状況です。革のコンディションを良い状態で保つためには、適度な水分と油分が必要です。
下駄箱に入っている普段使いの靴クリームで充分ですが、黒とか茶とかの色付きを塗るとその色がついてしまうので、ここでは絶対に「無色」を使いましょう。
実際のビフォーアフターを写真で見てみる
これが③が終わった状態です。冒頭の写真と比べて、手のひら側なんかわかりやすく汚れが落ちていると思います。でもまだ汚い。
次に、④が終わった状態がコレ。レザーの白い部分は白に、黒い部分は黒くなっているのがわかると思います。手のひらのヌバック部分ももう汚れが気になりません。
今回使ったものは4つだけ
正確にはコレ以外にも歯ブラシとキッチンペッパーも使ってますけど、それは割愛。
左から
・子供の昔の手袋(指を入れてウエスにすると使い勝手が非常に良かったです)
・起毛革用ブラシ
・サフィールの汚れ落としクリーム(全然減らない)
・数年前にガエルネのブーツ買ったときに貰った防水クリーム
です。
右の3つを適当にAmazonとかヨドバシで買っても3,000円もしないので、一度揃えておくと色々レザー用品のお手入れに使えて便利ですよ。
この捨てたくなるレベルのグローブが
あらまぁピッカピカに!
以上、一体誰の役に立つのかわからないお掃除術でした。