X-ADVの「脱いだヘルメットどうする問題」、やはり皆さん一番ネックなのか当エントリは私のBlogでも閲覧数が多い部類に入るのでちょっと記事の内容を整理しました。
脱いだヘルメットをどうにかしたい
試乗&レンタルしたときからわかってたことですが、X-ADVにはヘルメットホルダーがありません。日本専売モデルじゃなくて、グローバルモデルなので「無い」といわれれば、まぁ納得は納得です。海外であんなとこにヘルメット引っ掛けてたら、目を離した隙に「チョッキン」と切られて盗まれるでしょうよ。その点で日本の治安は素晴らしい。
でもココは日本、そうそうヘルメットホルダにちゃんと施錠されているヘルメットは盗まれることもないし、降車して脱いだヘルメットをずっと持っているというのはどうもスマートじゃない。
一応、純正でヘルメットを引っ掛けるワイヤーみたいなのは車載工具扱いで入ってて
こんなの
純正のキャリアにも、そのワイヤーを引っ掛けるための「ポッチ」があるにはあるのです。
でもね、納車の日に仕方がないからこれ使ってみたんですけど、ここにワイヤー引っ掛けたところで、ワイヤーが硬いから「ぴょ~~ん」ってすっぽ抜けるんですよ。ワイヤーを引っ掛けて、シートを閉めようとすると、「ぴょ~~ん」ってなるんです。何度も何度も。そのうえ、そもそもワイヤーの厚みが邪魔をしてシートが閉まらない。「あれ?」とかやってると、また「ぴょ~~ん」って。ホンダふざけてんのかw
このときに使ってるんですが、妻と2人がかりでなんとかシートを閉めました。
で、そもそも話ですが、メットインのスペースにヘルメット入ることは入るんです。
妻のSHOEI Z-7(Mサイズの帽体)なんて、そりゃもーってくらいシンデレラフィットです(メットインにヘルメットがシンデレラフィットという表現もアレですけど)。
しかしながら、私のヘルメット(SHOEI HORNET ADV)はオフヘルなんで、ノーズガードやメットの庇の部分が邪魔して入りません。ついでに中華インカムが着いているので言ってしまうとその時点でアウトです。
先人の知恵から解決策を探した
先代X-ADVから散々話題にされてきたであろう、このヘルメット問題。先人の知恵を借りつつ、いくつかソリューションを考えました。
1.ワイヤーロック
これは一番単純ですね、ミラーとかハンドルとかどっか適当にヘルメットを引っ掛けて、ワイヤーロックで施錠してしまえっていう話。
ワイヤーロックにも物理キータイプとか、ダイヤル錠タイプとかあるので、検討が必要です。個人的には物理キーの方がイタズラしようって思わなさそうな気がします。3桁のダイヤルロックとかだと適当に回したらワンチャンあるんじゃね?とか思われそう。
2.汎用ヘルメットホルダー
ハンドルやフレームに共締めして使うタイプのヘルメットホルダーは、KTMでも使っていました。
しかしながらX-ADVの場合、共締めする場所がないので悩んでいたのですが、良いものがありました。
これ、ナンバープレートに共締めするタイプなので、X-ADVでも使えます。デメリットを上げるとすると、濡れた路面とか走ってきて、リヤフェンダー周りがドロドロになっているとヘルメットを掛けるのに相当躊躇するっていうのと、そもそも依存先がナンバープレートのボルトだけなので、秒でホルダーごと盗まれるところですかね。後者の懸念は、盗難防止用のナンバープレートボルトに交換することで解決出来そうです。
3.サードパーティのヘルメットフックを買う
どうでもいいんですが日本だとヘルメットホルダーって言いますが、なんか海外だとヘルメットフックって言うみたいですね。あれこれ検索してて気が付きました。んで、2021年以降のX-ADVだと、今のところ、アンドロイドさんとこのフックくらいしか見当たりません(海外含む)が、アンドロイドさんはずーっと欠品で、そもそも買えないので候補外。
ちなみに先代X-ADVだと、台湾のBig Scooter Shopさんでこんな商品が出てるんですよね。
OverTake Multipurpose helmet hook for XADVtaiwanbigscootershop.com
納車前に「Is this item fit for X-ADV 2021?」って聞いたら、秒で「No!!」ってメール返ってきました。実に仕事が早くて好感が持てますw 使えないのは承知の上で、加工したら使えるかなーとか思って買うかどうか悩み中。
4.ヘルメットを買い換える
そもそもアドベメットだからシート下に入らないわけで、普通のヘルメットにすれば?って話もあります。が、これは費用対効果が、最も悪いので却下です(ヘルメット変えても中華インカム付けたら結局入らないし、、)。
5.フックを自作して内蔵する
じっくりメットインスペースを見ていると、サイドカウル外して、フックを増設とか上手いこと出来そうな気もするんですが、、言うのは簡単ですね。
今日現在で最終的にどうするのかはまだ結論は出せていませんが、とりあえず最も導入コストが低い「ワイヤーロック」で様子を見てみることにしたいと思います。
その後の追記
①とりあえずワイヤーロックを買ってはみたものの、、
結論から書くと、Amazonでワイヤーロックを買ったのですが、あまりにも使い勝手が悪いのでたまたま在庫があったアンドロイドモーターサイクルの製品を購入しました。その話は以下エントリをご参照ください。
②アンドロイドモーターサイクルのヘルメットホルダーは製品説明と違った
たまたま在庫があったので購入したのですが、実際に装着してみたらグリグリっとやると5秒でヘルメットが外れちゃう仕様でした。そのへんの話は以下のエントリにて書いていますが、まずは動画で見るのが一番わかりやすいです。
③結局自分で溶接屋さんに頼んで作り直した話
というわけで、結局私はアンドロイドモーターサイクルから買ってしまった変な棒を溶接屋さんに持ち込んで、理想の形のヘルメットフックを手に入れました。
その話は以下のエントリを見てみてください。
おまけの話
youtubeに前述の動画を上げたあと、わざわざDMで「こんな動画あげるな」とか「盗まれたらどうするんだ」「わかってても言わないのがマナー」とかトンデモ理論を振りかざして来る人がいます。わかってても言わない?なんで?こういう謎マナーの強要とかヌメッと気持ち悪い日本人的思考の典型ですね。
そして、だいたい彼らは口を揃えて「わざわざヘルメットをガチャガチャ引っ張るやつは居ない」「盗もうとするやつは顎紐を切ってでも持っていくから意味がない」と決り文句を言うのですが、そういう何らエビデンスに基づかない話が私は好きじゃないです。
少なくとも、私のバイク人生の中で私の周囲でヘルメットの顎紐をカットして盗まれた人は1人たりとも居ません。一番多いのは「うっかりヘルメットをミラーに掛けてたら持っていかれたわー」です。
かくいう私も2度盗まれているんですが
2回目はミラーに引っ掛けて細いワイヤーで施錠していたところワイヤーを切られた
で、顎紐を切られたことはありません。だって顎紐切っちゃったら自分も使えないし、横流しするにしたって商品価値無くなるもんねぇ。。
というわけで「盗むやつは切ってでも持っていく説」には大きな疑義が生じるわけ。
で、そもそもなんですが、アンドロイドの棒をX-ADVに装着したら外から全部丸見えで「あれ、これ取れるんじゃね?」と思えてしまったわけですよ。無論、私がオーナーだからっていうのもあるかもしれませんが、人気のない駐輪場で「お?綺麗なメットだな」とかって頭のおかしいヤツに物色されたら、そいつも多分注視すると思うわけで、注視されたらすぐに「あれ、これ取れそう」ってバレると私は思ったので、速攻で溶接で作り直した次第です。
この辺の考え方は人それぞれなので、「人のヘルメットを盗もうとするやつは~」とお花畑脳で思考停止している人は別に気にしなければいい話です。あと、周囲に人が居ないようなところにバイク止めて1-2時間放置したりしない人も別に気にしなくていいかもしれません。昼間のコンビニ駐車場でガチャガチャやられるとは私も思いません。ただ、私は人目につきにくい駐輪場に2-3時間置いて買い物したりすることも普通にあると思っているので、念には念を入れただけです。
アンドロイドモーターサイクルの棒、コンセプトは悪くないですよ。だってスマートキーだけで完結するんですから。でも5秒で外せてしまうから悪いやつに盗まれるリスクは大です。それを「リスク!やだ!」と思うか「考えすぎww」と思うかはあなた次第であって、あなたの使い方次第です。
参考になればコレ幸い。