九州ツーリングの直前にモンキー125に装着したAMBOOTのサイドバッグ、それなりの期間?距離?使ったので、そろそろレビューっぽいことを書いてみようかと思います。
AMBOOTって?
兵庫県にある大久保製作所さんが作られている、バイク用サイドバッグのブランドです。
サイドバッグというとミリタリー調のファブリックとか、黒・茶系のレザーとか、その辺のカラーが多いのですが、AMBOOTはとにかくカラフルです。
※以下は上記のWEBサイトから一部転載
サイドバッグを選ぶに当たっては、まぁ一度装着したら結構そのままになりそうだったので「防水性」とかも結構気にはしたんですが、最終的には見た目(色)と素材、あとは容量で決定しました。
というのも、このAMBOOTの前、一番最初(中日本一周ツーリング)は自宅に転がっていた息子のランドセルを着けてたんです。
モンキーのカラーが赤白黒なのでまぁしっくり来るは来るんですけど、なんというか地味というか。あと縦型っていうのも私的にはイマイチ使いづらかったです。
一方で防水に関しては、バッグの中身を最初から防水袋とかゴミ袋に入れておけば別にそこまで気にしなくていいかな?とも思えたので、必須要素ではなくなりました。
雨の日の使い勝手について
一応「レインカバー」と呼ばれている黒いカバーが付属であります。良くも悪くもペラペラなので常時サイドバッグの中に入れていても全く邪魔になりません。
ただ、これは「レインカバー」なんですよね。「防水カバー」ではありません。雨が降ってきたときに装着するカバーですよって意図だと思うんですが、別に防水とは謳っていません。まぁそのへんはサイトにもちゃんと説明書きがされていますけどね。
で、私が実際に豪雨の中でこのサイドバッグとレインカバーを使って思ったのは「レインカバー」を謳うのであればもうちょっと真剣に考えて欲しかったという点。
カバーの底部には水抜き穴が空いているのですが、針で刺したような小さな穴が2個、申し訳無さそうにあるだけです。これで水抜けるんかいなーとか半信半疑に思いつつ、実際に試してみる気もしなかったのでそのままぶっつけ本番でこのカバーを使った結果、翌日までカバーの中に大量の水が溜まっていました。
雨の翌日、道の駅でサイドバッグの中を出そうとしてカバーを外したら「ジャバーー」って水が出てきたときの衝撃たるや。
これには理由が2個あると思っていて、1つは「そもそも水抜き穴が小さすぎる」んだと思います。で、あともう1つが重要で、実際にはなかなかこんな綺麗な形でカバー出来ないんですよね、サイドバッグって。
なぜなら、上部は車体との固定ベルトがあるから、それが邪魔して綺麗に周囲を等間隔で覆うことは出来ないんです。出来ないっていうか、やりにくいっていうのが正確かも。
こんな感じで微妙にズレちゃうんですよね
というわけで、2つ目の要因は「底の穴の位置がズレる」です。
ただで小さい水抜き穴が、装着時にぴったり底にこないから余計に抜けるものも抜けないという悪循環。じゃぁこのレインカバーが全く使えないかというとそういうわけではなくて、跳ね上げられた泥水が上部脇のフラップから浸水することを防ぐには十分です。
ただ、どうせなら底部を広くメッシュにするとかしてレインカバーとしての機能をもうちょっと追求してほしかったですね。こんなの別売り有料でいいんですよ、だってカバーの内側に水が溜まるっていうのはちょっと困るので。
モンキー125への取り付けについて
これは色々な組み合わせで取り付ける方がいると思うので、あくまで私の場合です。私はDRCのキャリアに、ラフアンドロードのサイドバッグサポートとタナックスのネジアダプターを組み合わせて装着しています。
リヤキャリアとサイドバッグサポートって、結構メーカーが違うと取付に使用するボルト部分がバッティングしてしまって取り付けられないって話がありますが、ラフアンドロードのサイドバッグサポートは割となんでも大丈夫です。
タナックスのネジアダプターは、先にキャリアを装着しているとキャリア取り付け部分の厚みでリアショック上部のボルト長が足りなくなってしまうので、それを延長するために使っています。
で、普通に取り付けるとこんな感じにサイドバッグサポートが結構外側に張り出します
元のボルト+タナックスのアダプタで延長しているからですね
というわけで、サイドバッグサポートを外側ではなく、内側に装着するようにすると
一気に5cm以上内側に装着出来るようになります
ちょっとわかりにくいけれどBeforeAfterはこんな感じです
Afterを前から見るとこんな感じで、ちゃんとミラーの車幅内側に収まっています
まとめ
1.良いサイドバッグだけど、レインカバーは信用するな。
2.付けっぱなし運用にするなら中身はゴミ袋に入れておけ。
3.ラフアンドロードの安いサイドバッグサポートで十分。
こんな感じ。