おっさんがアドベンチャーバイクを愛でる記録

KTM降りました。今は塩ビ管色のX-ADV('21)と白いADV150を愛でてます。

中華QUADLOCKを買ってみた

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先日QUADLOCKが壊れたという話をしましたが、最近見かける中華製QUADLOCK(以降、コピー品)とニコイチにして修理できないかなーって思って取り寄せてみました。

そもそもQUADLOCKがちゃんと補修パーツを出してくれればいいだけなんですけどね。

結論から書くと「ニコイチ(ポン付け)は無理」

ぱっと見、ディティールの違いこそあれど、だいたい同じ。

QUADLOCKをバラします。QUADLOCKにはちゃんとネジロックが塗布されていますが、コピー品にはもちろんそんなものはありません。

QUADLOCKの爪と、コピー品の爪。ボルト形状が違うので、ボルト穴の形も違う。

重ねると、爪自体は全く同じ形。

青と赤のレバー部分も同じだけど、爪の取り付け部分は少し違う。

というわけで、ボルト形状が違うので受け側の形状も微妙に違っているので、コピー品の爪をQUADLOCKにポン付けするのはちょっと無理でした。

ポン付けは諦めて、ただ見比べる

ハンドルバー側の形はだいたい同じだけど、、

バーマウントをよく見ると、QUADLOCKはボルト2本で固定するタイプであるのに対して、コピー品は片開きのマウントでボルトは1本。正直これはコピー品の方が付けやすいw

ステー裏の肉抜きの仕方が違うけど、実際使う上での強度は変わらないかな。

一番違うところはココ

スマホを取り外す際のレバーがありますが、これの稼働箇所の形状が最も違いました。

QUADLOCKはレバーに凹溝、本体に凸爪があって、レバーが上下に動きます。

爪の動きは超スムーズ(動画じゃないけど)。

一方コピー品は、レバーの凹溝は同じだけど、本体の凸爪がなぜが分断されています。

この部分。

並べてみると一目瞭然。

 

この凸爪が分断されているせいで、レバーを押し込んだときにレバーの凹が本体の凸に当って、一瞬「コツ」っていう感覚があります。別に普通に使えるけれど、絶対に不要な感触。明らかに「スムーズじゃない感」を感じてしまうので、気になる人は気になりそう。全然普通に使えるけどね。

これは使用に耐えないので注意

コピー品を買うと、スマホの裏に貼り付けて使うパーツが同梱されているのですが、これはペラペラで使えないです。

コピー品を推奨するエントリじゃないのでわざわざ説明しないけど、スマホ側のパーツは、専用ケースなりユニバーサルアダプタなり、絶対QUADLOCK純正を使うべき。

結論

コピー品を使ったニコイチポン付け修理はちょっと難しそう。

コピー品の樹脂パーツを削るなりして使うことは出来ますが、そこまでしなくてもマウントパーツとしてコピー品をそのまま使ったほうが楽そうな印象を感じるくらい、コピー品はちゃんとしていました。ただし、スマホ側の部品は不安しか無いクオリティだったので、そこは純正部品を使うべき。

ようするに、QUADLOCKのマウント側が壊れた際の補修部品としての選択肢には十分なりうるね、ってところでこのエントリはおしまい。