タイトルのまんまですが、ADV150にキャリアを装着しました。ただ、そのへんの人と違って、箱を付けたかったわけじゃないんです。快適にタンデムをするため(正確には後ろの人が快適に乗るため)に装着しました。
詳しくは後述。
後ろの人が快適に、って?
ADV150の吊るし(ノーマル)の状態だとこんな感じです。
横線(上)がタンデムする人の「お尻」の場所で、横線(下)が「握るグリップ」の位置です。シートの座面と比べて随分低い位置ですよね。これが後ろに座る人にしてみると、めちゃくちゃ不安定になるんです(椅子に座って上半身を揺すって試してみると、手の位置が下がるとどれだけ上半身の保持が大変になるかがわかると思います)。
更に、縦線(右)がお尻の後端で、縦線(左)が車体後端です。後ろに余裕がまったく無いんですよね。手を後ろに回して身体を支えるにも、「車体にその場所が残されていない」のと、「車体は自分の座面より随分と低い位置にある」ので、これまた後ろの人はめちゃくちゃ疲れるわけです。
ADV150はシートも広いし、グラブバーも付いてるし、後ろの人は楽チンそうだよね~と思ったそこのあなた。違うんです。残念ながらADV150は非常にタンデムがしにくいバイク(後ろの人目線)なのです。
なので、キャリアです
というわけでキャリアを装着しました。
綺麗に真横からの写真じゃないのですが、
①手で持つグリップ位置が「シートよりも高い位置」にあること
②車体後端よりも更に後ろまで手をついたり出来るスペースが有る
③ちょうど腰の位置にバーがあり、背もたれの代わりになる
ことがおわかりいただけるかと思います。
②のスペースが出来たことで、「ちょっと腰が疲れてきたな」みたいなときに、後ろに手をついて「うーん」と伸ばすことが出来るのです。これ、とても大事。
スクーターってタンデムベルトみたいなシートに持つところがないので、いかに上半身を安定させられるかが、快適なタンデムをするため(後ろの席に快適に座ってもらうため)のキモです。
ご参考になれば幸いです。
ちなみに装着したのはこれ。色々調べましたが私の用途だと、強度や形でこれ一択ですね。
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